近年インターネットを利用する人の増加によって、ネット集客の必要性が高まってきました。また、ホームページやブログ等のWEBサイト作成コストの低下によって、ネット集客のハードルは下がりつつあります。
つまり、インターネットを使った集客は限られた人のための特別なものではなく、今ややって当たり前の常識になりつつあるということです。
これは料理教室を開く先生にも同じことが言えます。無料ブログ(アメーバブログ等)を用いて教室の告知をしたり、SNS(インスタグラム等)を用いてスタジオやキッチンの様子や料理の写真を載せたりとウェブサービスを利用した生徒集めを試みていることがうかがえます。
しかし、多くの料理教室でこのような同じことをしている結果、今やブログやSNSをただ更新するだけでは人が集まらない状況になってきました。
当たり前ですが、誰でもインターネットで人集めが出来るようになったがゆえに、きちんと競合に負けないための戦略的な集客を心がけないと差がつかなくなってきているのです。
では、スクール・教室の新規生徒数を1年間で倍増させた実績のある再現性の高いネット集客の方法について解説したいと思います。
目次
そもそも料理教室のネット集客で成功するには?
僕はインターネットを使った集客や経営のコンサルティングを行っていますが、未だにインターネットを魔法の道具かのように思っている人が多いことに驚きます。
インターネットで「裏技」を使えば「全自動」で「楽」に人を集めることが出来るようになるといったようなイメージがあるのでしょう。
実際は、インターネットは論理で成り立つ世界なので魔法からは一番遠い世界といっても過言ではありません。
ただ、きちんとその論理に則って努力をすれば、現実よりも努力量と成果が比例しやすい傾向にあるというだけなのです。
ネット集客もホームページ・ブログ・SNS・検索エンジン、それぞれの特徴を生かした使い方をすれば結果が出やすくなるのです。
例えば、下の図のようにそれぞれの役割を分担してターゲット(見込み客)へのリーチから成約までの流れを作ると良いでしょう。
浅く広くリーチするのが得意な「SNS」と深く狭くリーチするのが得意な「検索エンジン」でターゲットを集め、「ブログ」や「ホームページ」の記事を読ませ、最終的にそれらの世界観によって共感を得て成約に誘導するという「仕組み」が重要なのです。
「ただSNSのいいねやフォロワーを増やしても」、「ただ毎日ブログを更新しても」なかなか成果が出ないのはこのようなネット主客の仕組みが構築出来ていないからなのです。
つまり、きちんとリーチから成約まで戦略的な仕組みを持つことがネット集客成功のためには欠かせないということなのです。
料理教室のネット集客を成功させるための2つの具体的なアドバイス
ここまで、成功しているネット集客がどのような仕組みで成り立っているのかを解説してきました。
インターネット集客ツールの王道ともいえるSNS・(検索エンジン)・ブログ・ホームページそれぞれの特徴を生かし、ターゲットを効率良く掴み成約まで離さないようにすることが重要なのです。
僕はこのようなネット集客の仕組みを成功させるためには2つの重要な柱があると思っています。
・ターゲットの検索キーワードを予測して、そのキーワードでホームページやブログの検索順位を上位に上げる
・ターゲットに「この料理教室に通いたい!」と思わせるための「しかけ」をつくる
では、それぞれについて詳しく解説していきましょう。
多くのターゲットに触れる確率を高める
あなたは、わからないことや知らないことに直面したとき、まずどのような行動をとるでしょうか?
ほとんどの人がポケットからスマホを取り出し、Googleの検索窓にキーワードを打ち込み、検索結果の上位に表示されたサイトをクリックするでしょう。(検索順位1~3位に表示されたサイトに検索者の約7割がアクセスするというデータがあります。)
つまり、検索されそうなキーワード(例えば、「地域名 料理教室」など)で教室のホームページやブログの検索順位を上位に上げさえすれば、「料理を習いたい!」と思っているほとんどのターゲットにリーチすることが出来るということです。
狙ったキーワードでウェブサイトを上位表示させるためには、「検索エンジンにインターネット広告を出す方法」と「検索エンジンに評価されるサイトを作る方法」の2つがあります。
前者は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに広告費を支払うことで、指定したキーワードで検索上位にサイトを表示することが出来ます。
後者は、検索エンジンに「このサイトは検索者にとって有益である」と判断されるようなサイトを作ることで、狙ったキーワードで検索上位にサイトを表示することが出来ます。
例えば、上の画像は「テニススクール 集客」というキーワードの検索結果をキャプチャしたものです。検索順位1位には「広告」で「スポーツスクール専用アプリ」というサイトが表示され、検索順位2・3位には「技術」で「テニスコーチの戯言」という僕が運営するサイトが表示されています。
前者は時間はかからないけどお金がかかり、後者はお金はかからないけど技術習得のための時間がかかる方法と言えるでしょう。
どちらの方法をとるにしても、教室のウェブサイトを検索上位に表示することはネット集客を成功させるために必要不可欠な要素だと言えるでしょう。
「この料理教室に通いたい!」と思ってもらえるホームページをつくる
あなたはインターネットを使っているときに「つい記事を読んでしまった」、「ついセミナーに申し込んでしまった」、「つい商品を買ってしまった」という経験をしたことはありませんか?
いつの間にかその記事の世界観に吸い込まれていくような感覚や、いつの間にかその商品やサービスが素晴らしいものだと刷り込まれていく感覚を、きっと一度は感じたことがあるでしょう。
実は、そのような現象の原因はそのページに書いてある内容や商品・サービスの質の高さだけでなく、その書き方(技術)にあるのです。
つまり、あなたの教室のホームページやブログも書き方を変えれば、「この教室に通いたい!」と思ってもらえるようになるのです。
この技術は、ウェブライティングやコピーライティングと呼ばれています。
ここでそれぞれの技術について解説するのは難しいので、繁盛している教室のホームページをいくつか検索し、参考にしてみて下さい。
料理教室のネット集客のまとめ
この記事を読んでみて、ネット集客について「よし!やってみよう!」と前向きな考えを持った人もいれば、「う~ん、なんだか難しそう…。」と尻込みしている人もいるでしょう。
ただ、冒頭でも説明したようにネット集客はもう既に集客におけるオプションではなく、主要なものであることを理解してください。
「難しいなぁ…。」と思ってもやらなくてはいけないことなのです。
ただSNSやブログを更新するだけ、ただホームページを作ってもらうだけはもうやめましょう。
これ以上集客にかける時間とお金を無駄にしない方が良いと思います。
正しい方向にその時間とお金を使えば、きっとあなたの料理教室はより良いものになるはずなのです。
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